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カルト集団について(幾原監督BD1巻インタビュー)

例えばね、他人に構わず正しいことを言う人って、いつの時代もいるでしょう。
そういう人は必ず失敗すると思うんです。
今回意識したのは、やはり「正しいことを言う人」です。
正しいことを言って、失敗していく人。
普通の人は揺らぎの幅みたいなのがあって、そこがセーフティーとして機能する。
正しさを認識していても、恐ろしい現実を見てみぬ振りして生きていける。
だけど、なかには絶対に見てみぬ振りが出来なくて、正しいことしか受け入れない人がいる。
彼らは傷付いて、上手くやれないことが多い。いや、まず上手く生きられない。
僕はその人たちのことを単純に否定したくないんです。
彼らのことを、メディアは良く言わないでしょう。
「曖昧に出来ず、正しく生きようとした人だ」とは言わない。
むしろ狂人と呼ぶよね。
自分を騙せず極論に言ってしまう人…、今回はそこも否定せずに描きたいと思う。
この社会にはいろんな矛盾や理不尽な話がいっぱいある。
そのなかで傷つきながら、最小のコミュニティの中でかばいあう。
たとえそのコミュニティが罪の場所だとしても、他の場所で生きるという選択肢がは彼らにはなかった。
世間では、おそろしい毒壺であっても、彼らにとっては、記憶の故郷であるという…。
その不幸と極限の感情を描きたい。
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